📅 事件概要
1980年3月、米韓合同軍事訓練チームスピリット(Team Spirit)実施中、大韓民国空軍第11戦闘飛行団(大邱)所属のF-4Dファントム II 戦闘機2機が、大邱→江陵飛行中に未確認飛行体と遭遇した事件です。空軍操縦士の公式証言が確保された、韓国軍事例で最もよく文書化されたUFO事件として評価されています。
🔍 事件の経過
編隊構成:
- 編隊長: 李承培(イ・スンベ)大佐(F-4D 1番機)
- 副操縦: 林炳順(イム・ビョンスン)大佐(F-4D 2番機)
飛行経路と遭遇:
- 大邱→江陵航路、15,000ft上空飛行中
- 前方上空に静止/移動する未確認発光体を発見
- 当初は星または金星と推定→異常に明るく漸進的に接近
- F-4編隊が接近試行→物体は33,000ftへ急上昇
- F-4編隊が25,000ftまで追跡上昇、300m距離まで接近
物体の特性:
- 円形、F-4の約3倍の大きさ(ボーイング747級)
- レーダー未捕捉(目視識別のみ可能)
- 旋回偵察中も安定した飛行
📷 US Air Force (パブリックドメイン, 1979) · Wikimedia Commons
🛂 軍の対応
操縦士たちは基地復帰後公式報告書を提出。しかし事件は米韓合同訓練期間中だったため外部公開が制限され、後に操縦士インタビューおよび韓国軍関係者の証言を通じて知られるようになりました。
調査結果:
- 公式調査報告書は非公開
- 操縦士の証言に依存
- 可能な自然現象(金星、気象気球、航空機誤認)はすべて検討されたが、物体の機動(33,000ft急上昇、ボーイング747級サイズ)に合致しない
🤔 疑問点
- レーダー未捕捉: 5世代ステルス技術以前の1980年代に、ボーイング747級サイズの物体がレーダーに捕捉されないのは極めて異例
- F-4追跡可能な速度: 即座に消えず追跡可能な速度を維持
- 300m近接偵察許容: 一般の外国航空機なら即座に回避していたはずの距離
📺 影響と意義
- 韓国空軍の公式操縦士証言が確保された最も有名なUFO事件
- Korea Times 2017年報道で英文資料にも引用
- 韓国軍UFO事例として国際資料(MUFON等)でしばしば引用
- 同時期(1980年3月)の鉄原UFO墜落伝聞と関連の可能性(別事例)
📚 参考資料
- Korea Times "South Korean Air Force and UFOs" (2017)
- ナムウィキ — UFO(韓国事例)
- 操縦士インタビュー資料
🛂 韓国空軍の文書化
1980年Team Spirit F-4事件は最良に文書化された韓国UAP公式事例:
- 韓国空軍公式飛行記録
- 複数F-4 Phantom II乗組員目撃
- レーダー追跡 (大邱→江陵航路)
- 米韓Team Spirit演習と同時期 (大規模軍事作戦)
1976青瓦台と合わせ、1980年代初期韓国UAP遭遇の軍事的意義パターンを確立。両事件とも韓国軍の真剣なUAP対応 + 後続公式公開なしのパターン — 2024年まで韓国AARO相当機関なしで継続。



