📅 概要
AAWSAP(先端航空宇宙兵器システム応用プログラム)は、米国防情報局(DIA)が2008〜2012年に運営した研究委託プログラムです。2026年9月18日のPURSUE第6次公開で、目標文書・契約書・契約変更書の7件と、その下で作成された技術参考報告書(DIRD)37件の計44件がまとめて公開されました。
ウィキペディアによれば、このプログラムには5年間で約2,200万ドルが使われ、2017年12月16日のニューヨーク・タイムズ報道で初めて知られた米国防総省のUFO研究計画(AATIP)とつながっています(Wikipedia)。
🛂 公式文書が示す目的
- 2008年7月の目標文書(D110): 現在の航空技術の延長ではなく、2050年までに現れうる画期的技術の物理・工学を理解し、遠い将来の外国の航空脅威を評価する
- 研究分野は12: 揚力、推進、制御、発電、空間・時間の移動、材料、形状・構造、シグネチャ低減、ヒューマンインターフェース、人体への影響、兵装など
- 2008年9月の契約書(D111): 受注者はビゲロー・エアロスペース先端宇宙研究(BAASS)。月次報告、12分野の管理計画、統合脅威評価などを納品項目に定める
- 2009〜2010年の契約変更書5件(D112〜D116): 契約期間の延長とオプション年度の行使
📚 DIRD 37件 — どんなテーマか
DIRD(国防情報参考文書)は、DIAが特定テーマの基礎知識をまとめておく形式で、公式説明は新しい研究ではなく既存知識を集約した参考資料としています。2009〜2011年に38件が作成され、今回37件が公開されました。
| テーマ | 文書 |
|---|---|
| ワープドライブ・暗黒エネルギー・余剰次元 | D138 |
| 通過可能なワームホール・スターゲート・負のエネルギー | D139 |
| 航空宇宙向けの反重力 | D135 |
| 透明マントの理論と実験 | D122 |
| 負の質量による推進 | D152 |
| 量子真空からのエネルギー取り出し | D142 |
| 統計的ドレイク方程式入門 | D127 |
| 異常な電磁場が人体組織に及ぼす影響 | D128 |
ほかにメタマテリアル、高エネルギーレーザー、極超音速機の追跡、核推進、核融合、超伝導と重力研究などのテーマがあります。
⚠️ 読むときの注意
- 公式説明は、各DIRDの要約が作成当時の範囲と視点を示すだけで、その概念が現在検証済みという意味ではないと断っています。
- プログラムの範囲が広いため、すべてのDIRDが航空システムや脅威評価に直接関わるわけではありません。
- 今回の44件は契約・行政文書と技術参考報告書で、UFO目撃の調査結果を記した文書は含まれていません。
